残暑厳しく、熱中症対策のため、リモートによる始業式でしたが、大きな事故や怪我もなく、元気な姿を見ることができました。
これもひとえに、保護者の皆様をはじめ、地域の方々が夏休みの間、六中生に目をかけ、声をかけていただいたおかげです。無事夏休みを終えることができましたことに、心から感謝申しあげます。
さて、2学期も「ほめて育てること」を指導方針にして、自ら学びを深める(創造)、人を思いやる(尊重)、心身を鍛える(自律)の学校教育目標を掲げ、学校経営を進めて参ります。2学期は様々な行事を予定していますが、熱中症対策をしながら、充実した学習や行事になるよう私たち教職員も「六中生」を全面的にバックアップしていきます。
2学期も本校の教育活動に対しまして、保護者の皆様、地域の方々、ご支援とご協力の程をお願いいたします。
2学期も本校の教育活動に対しまして、保護者の皆様、地域の方々、ご支援とご協力の程をお願いいたします。
《2学期始業式校長式辞》
おはようございます。今日から2学期が始まりました。本日の始業式は、リモート放送のため、皆さんの顔が見えませんが、大きな事故や怪我もなく、今日、元気に登校してくれたこと、とてもうれしく思います。これも、1学期の終業式で、「むごい生活」の話をしましたが、その「むごい生活」にならないよう皆さんが充実した夏休みにしてくれたからだと思います。本当に良かったです。さて、夏休み中、フランスの首都パリでオリンピックが開催され、たくさんの日本人選手の活躍がテレビを通して日本中に映し出されました。
このパリオリンピックを通して、皆さんは、どんなことを思い、何を学ぶことができましたか?
私は、いろんな競技の中で、日本人選手の生き生きとした姿を見て、感動することが沢山ありました。その中で、金メダルを獲得した人、惜しくも銀メダルになった人、敗者復活戦で銅メダルを獲得した人、残念ながら予選で敗退したバレーやバスケットボールなど、それぞれのオリンピックへの思いには違いがありますが、最後まであきらめずチャレンジすることの大切さを改めて学びました。そして、夢と元気と感動を与えてくれた世界中のオリンピックアスリートに感謝します。また、8月28日(水)からのパリ・パラリンピックでの各国の熱戦も期待します。
さて、このパリオリンピックから、特に3つのことを学びました。
1つ目は、オリンピック競技のベースがリスペクトすることだということです。リスペクトとは、相手を尊重することです。例えば、こんなシーンがありました。柔道競技の混合団体種目において、日本は決勝でフランスに敗れ、銀メダルとなりました。その最後の試合は、特に激闘となりましたが、日本代表の斎藤選手は世界最強と呼ばれるフランスのリネール選手に一本負けをしました。試合終了後、すぐリネール選手が齋藤選手に「リスペクト」と言って、負けた齋藤選手への敬意を示したそうです。この素晴らしい光景はテレビなどを通じて世界中に伝わりました。
2つ目は、レジリエンスすることです。レジリエンスは、米沢弁で言う「がってしない」という意味です。「最後まで絶対にあきらめない姿勢、負けてもスポーツマンシップに則った、まさに人間としての生き方をテレビの画面を通して伝えていました。
3つ目がオリンピック精神を大切にすることです。どんな考え方かと言いますと、スポーツを通して青少年を教育することで、平和でよりよい世界をつくりたい、そして、オリンピックを世界平和の祭典にしたいと。世界には190以上の国や地域がありますが、今回のオリンピックにはロシアやベラルーシーの選手は参加していません。戦争はオリンピックと相反(あいはん)するものであり、世界平和を掲げる様々なあらゆる国とその国の選手をたたえあうこととなっています。そのため、金メダルを獲得した選手とその国の栄誉をたたえるため、国旗を掲揚し国歌を斉唱しています。
2学期は、このパリオリンピックを通して教えてもらった1つ目、リスペクトです。言い換えれば、尊重、「仲間一人一人を大切にして思いやりを持って行動できる六中生」に成長してほしいと思います。2つ目は、レジリエンスです。言い換えれば、自律、「仲間の良さや個性を認め、仲間と共に切磋琢磨する六中生」であってほしいと思います。3つ目は、オリンピック精神です。言い換えれば、創造・チャレンジ、「何事にも六中生としての誇りを持ち、自分の良い面をどんどん伸ばし、生き生きと表現できる六中生」であってほしいと思います。このリスペクト(尊重)、レジリエンス(自律)、オリンピック精神(創造・チャレンジ)の3つことを重点にして2学期、がんばっていきましょう。